高幡不動検車区
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高幡不動検車区 | |
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多摩都市モノレール線ホームから見た高幡不動検車区。奥が新宿方。画面の左に留置線がある。
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基本情報 | |
所在地 | 東京都日野市高幡1032-1 |
鉄道事業者 | 京王電鉄 |
帰属組織 | 車両電気部 |
併設区所 | 高幡不動乗務区(乗務員基地) 電力管理所(電力管理所 高幡不動班・通信管理所 高幡不動班) 施設管理所(京王線・井の頭線の軌道・土木・建築の保守管理) |
最寄駅 | 高幡不動駅 |
管轄路線 | 京王線、相模原線、競馬場線、動物園線、高尾線 |
管轄車両 | 7000系、8000系、9000系 デヤ900、クヤ900、サヤ912(事業用車) |
開設 | 1925年(大正14年)3月(玉南電気鉄道 高幡不動工場) 1959年(昭和34年)5月16日(高幡不動検車区)[1] |
車両基地概要 | |
敷地面積 | 36,579 m2[2] |
留置線本数 | 28本 [2] |
検査線本数 | 4本 (10両長 2本・8両長 2本)[2] |
洗浄線本数 | 1本 車両洗浄装置 1基 |
最大収容両数 | 314両[2] |
配置両数 | 272両(2021年4月時点[3][4]) |
高幡不動検車区(たかはたふどうけんしゃく)は、東京都日野市にある、京王電鉄の車両基地。
概要
京王電鉄第二の車両基地である。1925年(大正14年)3月、玉南電気鉄道府中 - 八王子間開業時に「高幡不動工場」として高幡不動駅の北側に開設された[5]。そして、京王電気軌道との合併時に工場機能は桜上水工場に吸収され、検車区が残った[5]。さらに東京急行電鉄の所属を経て1948年(昭和23年)に京王帝都電鉄(現・京王電鉄)の所属となった。1951年(昭和26年)1月の桜上水検車区発足時に「桜上水検車区高幡不動出張所」となり[6]、1959年(昭和34年)5月に高幡不動検車区として独立した[1]。
高幡不動駅および高幡不動検車区を多摩都市モノレール線がまたぎ、直下に東京都道・神奈川県道503号相模原立川線が京王線・京王動物園線をくぐっている。
京王線系統(京王線・京王新線・相模原線・高尾線・動物園線・競馬場線)の車両は、この高幡不動検車区と、相模原線若葉台駅北西の若葉台検車区(および京王線桜上水駅北側の同検車区桜上水派出所)の2区体制となっている。
設備
高幡不動駅北側に隣接する「西地区」と新宿寄り、多摩都市モノレール高幡不動駅をくぐった先にある「東地区」に分かれている[3]。西地区は検車区発足当初からある施設で、8両編成長の西検車庫ピット2線、車両洗浄装置と洗浄線1線を含めた11本の収容線がある[3]。ただし、主な検車部門は東地区で行われており、西検車庫は簡易な修繕や事業用車(デヤ900、クヤ900、サヤ912)の収容線として使用している[3]。
東地区は10両編成長の東検車庫ピット2線など16本の収容線があり、現在は東検車庫で月検査・列車検査など主要な検査業務を行っている[3]。高幡不動駅始発・終着の列車は、この留置線から本線に進入および本線から留置線に進入する。
配置車両
脚注
- ^ a b 京王電鉄「京王電鉄五十年史」p.302。
- ^ a b c d 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』2014年8月臨時増刊号特集『京王電鉄』pp.55 - 63。
- ^ a b c d e f g 交通新聞社『鉄道ダイヤ情報』2020年1月号シリーズ車両基地 Vol.68「京王電鉄 高幡不動検車区」pp.64 - 71。
- ^ a b 交友社「鉄道ファン」2021年8月号付録「大手私鉄車両ファイル車両データバンク」。
- ^ a b 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』1973年5月号特集『京王帝都電鉄』pp.54 - 56。
- ^ 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』1993年7月臨時増刊号特集『京王帝都電鉄』pp.51 - 55。
参考文献
関連項目
- 高幡不動検車区のページへのリンク