富士見ヶ丘検車区とは? わかりやすく解説

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富士見ヶ丘検車区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/16 09:58 UTC 版)

富士見ヶ丘検車区
基本情報
所在地 東京都杉並区久我山2-26-1
座標 座標: 北緯35度41分9秒 東経139度36分12秒 / 北緯35.68583度 東経139.60333度 / 35.68583; 139.60333
鉄道事業者 京王電鉄
帰属組織 車両電気部
整備済み車両略号 若葉台工
併設区所 若葉台工場 検修担当
富士見ヶ丘乗務区(運転士車掌が所属)
通信管理所 富士見ヶ丘班
最寄駅 富士見ヶ丘駅
管轄路線 井の頭線
管轄車両 1000系
開設 1966年(昭和41年)4月16日(富士見ヶ丘検車区)[1]
1970年(昭和45年)4月1日(富士見ヶ丘車両工場)[1]
車両基地概要
敷地面積 29,660 m2[2]
留置線本数 20本(留置編成数)[2]
検査線本数 2本(検車線)
工場線 2本
洗浄線本数 1本
車両洗浄装置 1基
その他設備 引上線 1本
台車脱着場 1本
年間検修能力 列車検査:約3 - 4編成/日
月検査:1編成/日
最大収容両数 150両(5両×30本)[2]
配置両数 145両(5両×29本)
備考 出典[3]
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富士見ヶ丘検車区(ふじみがおかけんしゃく)は東京都杉並区に所在する、京王電鉄井の頭線車両基地

概要

京王井の頭線の富士見ヶ丘駅久我山駅の間に並行しており、夜間は全車両を留置できるだけの留置線を有する[3]列車検査・月検査のほか、重要部検査・全般検査が一部実施可能な設備がある[3]

構内

  • 構内にはピット構造の検車庫(検査線)が2本あり、1本は列車検査に、もう1本は月検査に使用する[3]
  • 手洗浄作業台を備えた洗浄線が1本あるほか、車両洗浄装置1基を備えている[3]
  • 留置線は1線に2編成が留置可能なものが5本、1線に1編成が留置可能なものが10本ある[3]
  • 工場線は5両編成2本が収容でき、1本は重要部検査または全般検査に、もう1本はリニューアル工事等に使用している[3]
    • 工場線に隣接して台車脱着場(台車トラバーサー)が1本ある[3]。本検車区には車輪転削設備を備えていないため、車輪転削は取り外した台車をトラックで若葉台検車区まで運んで削正を行っている[3]
    • 重要部検査・全般検査時は、車体・パンタグラフ以外の機器は取り外して、機器をトラックで若葉台工場まで運んで検査を行っている[3]。この検査の大部分は京王重機整備(京王重機整備若葉台整備事業所富士見ヶ丘担当)が行っている[3]

所属車両

  • 1000系 5両編成29本 145両

その他

  • 新造車両の納入、廃車車両の搬出はすべて陸送にて行われるが、検車区周辺は道路が狭く作業スペースもないので、永福町駅に隣接した京王バス永福町営業所を利用して行われている。そのため、電車搬入時はバス車両の一部が当検車区付近に疎開されることが多い。(JPやMKなど中型車が疎開されることが多く、高速車は疎開されない)
  • 都市計画上では敷地の大部分が高井戸公園の計画範囲に含まれているが、当面公園の整備範囲からは外れている[4]

脚注

  1. ^ a b c d e 京王電鉄「京王電鉄五十年史」pp.95 - 96、306 - 308。
  2. ^ a b c 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』2014年8月臨時増刊号特集『京王電鉄』pp.55 - 63。
  3. ^ a b c d e f g h i j k 交通新聞社『鉄道ダイヤ情報』2020年10月号シリーズ車両基地 Vol.74「京王電鉄 富士見ヶ丘検車区」pp.50 - 57。
  4. ^ 高井戸公園の整備計画 - 東京都建設局 公園緑地部、2017年5月17日閲覧。

参考文献

関連項目




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