驚鴻記
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 22:54 UTC 版)
梅妃を主役にして、明の呉世美によって作られた戯曲が『驚鴻記』である。 内容は『梅妃伝』『長恨歌伝』等を下地にした上で、楊貴妃と玄宗の寵愛を争い詩で応酬しあう話、皇太子の李瑛との関係を疑われ幽閉される話、梅妃が長安を脱出して女道士となり玄宗と再会する話、楊貴妃の霊から梅妃の前世が許飛瓊(西王母の侍女)であることが明かされる話などが追加されている。 史実の軽視など批判も大きいが、清代の『隋唐演義』に数多く描写が襲用されている。また、同じ清代の洪昇の『長生殿』にも影響を与えている。
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