驚異の暴走列車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/14 00:04 UTC 版)
| 『驚異の暴走列車 Born to Die』 |
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| グランド・ファンク・レイルロード の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| ジャンル | ロック ハードロック |
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| レーベル | キャピトル・レコード アルバム・ジャケット |
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| プロデュース | ジミー・アイナー | |||
| 専門評論家によるレビュー | ||||
| AllMusic Rating |
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| グランド・ファンク・レイルロード アルバム 年表 | ||||
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『驚異の暴走列車』(原題: Born to Die)は、1976年1月にキャピトル・レコードから発表されたグランド・ファンク・レイルロード(GFR)の10作目のスタジオ・アルバム。GFRがキャピトルから発表した最後のアルバムである。
解説
GFRはキャピトルと交わした契約によって、スタジオ・アルバムの前作にあたる『ハード・ロック野郎 (世界の女は御用心)』(1974年)の後、さらに2作の新作アルバムを発表する義務を負っていた。彼等は2枚組のライブ・アルバム『グランド・ファンク・ツアー ’75』(1975年)によって義務は果たされたと考え、解散するつもりだった。しかしキャピトルは「新作を入れたアルバムでないと契約は満たされない」と主張してGFRと対立した。最終的に契約は新作の入ったアルバム1作で満たされるとの妥協が図られ、本作が作られることになった[1]。
プロデュースは『ハード・ロック野郎 (世界の女は御用心)』に続いてジミー・アイナーが担当。同アルバムの路線を継承し、ハードロックに加えポップスも加味し多種多様な楽曲で構成された。ヒット曲「バッド・タイム」を彷彿させる「サリー」、ドン・ブリューワーによる激しい「テイク・ミー」、コーラスワーク、サックス、ピアノが印象的で叙情的な「トーク・トゥ・ザ・ピープル」などの佳曲もあり内容的には決して劣るものではなかった。しかしチャートアクションは芳しくなく、ゴールドディスクもしくはそれ以上の認定の連続記録[注釈 1]もとぎれることになった。
本作でキャピトルと契約満了したGFRは、ほどなくしてMCAから『熱い激突』を発表することになる。
収録曲
邦題は日本盤に準拠[2]。
| # | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 1. | 「ボーン・トゥ・ダイ Born to Die」 | Farner | |
| 2. | 「デューズ Dues」 | Brewer /Frost | |
| 3. | 「サリー Sally」 | Farner | |
| 4. | 「アイ・フェル・フォー・ユア・ラヴ I Fell for Your Love」 | Brewer /Frost | |
| 5. | 「トーク・トゥ・ザ・ピープル Talk to the People」 | Farner /Frost | |
| 6. | 「テイク・ミー Take Me」 | Brewer /Frost | |
| 7. | 「ジュヌヴィエーヴ Genevieve」 | Farner /Brewer /Schacher /Frost | |
| 8. | 「ラヴ・イズ・ダイイン Love Is Dyin'」 | Brewer | |
| 9. | 「ポリティシャン Politician」 | Farner | |
| 10. | 「グッド・シングス Good Things」 | Farner | |
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合計時間:
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| # | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
|---|---|---|---|
| 11. | 「ベアー・ネイキッド・ウーマン(ライヴ・リハーサル) Bare Naked Woman」(Live Rehearsal) | ( unknown ) | |
| 12. | 「ジュネヴィエーヴ(ライヴ・リハーサル) Genevieve」(Live Rehearsal) | Farner /Brewer /Schacher /Frost | |
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合計時間:
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レコーディング・メンバー
- ドン・ブリューワー / Don Brewer (Drums, Percussion, Vocals)
- マーク・ファーナー / Mark Farner (Guitars, Organ, Vocals)
- メル・サッチャー / Mel Schacher (Bass Guitar, Backing Vocals)
- クレイグ・フロスト / Craig Frost (Keyboards, Percussion, Backing Vocals)
ゲスト・ミュージシャン
- Alan Boguslavsky (Rhythm Guitar: on 2, 4, 5, 8)
- Donna Hall (Background Vocals)
- Jimmie Hall (Saxophone, Harmonica)
スタッフ
- Produced by Jimmy Ienner
脚注
注釈
- ^ デビュー・アルバム以来、続いていた。
出典
関連項目
固有名詞の分類
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