飯田隆昭とは? わかりやすく解説

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飯田隆昭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/09 16:19 UTC 版)

飯田 隆昭(いいだ たかあき、1936年1月15日 - 2019年5月12日[1])は、日本の英文学者翻訳家。専門はアメリカ文学[1]、特に20世紀の詩。三重大学名誉教授、大東文化大学名誉教授[1]

人物

東京生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。三重大学助教授、教授をへて、2001年定年、名誉教授、大東文化大学教授となり、2006年定年退任、名誉教授。

米国20世紀が専門。ウィリアム・S・バロウズフィリップ・K・ディックなど、前衛的な文学及びSFの翻訳もした[1]山形浩生は飯田の翻訳を批判して、飯田訳作品の改訳を行っている。

2019年5月12日、肺がんのため東京都中野区の病院で死去[1]。83歳没[2]

共編

  • 『日本語になった外国語辞典』(山本慧一共編、集英社) 1983

翻訳

ウイリアム・S・バロウズ

  • 『麻薬書簡』(ウイリアム・バロウズ, アレン・ギンズバーグ諏訪優共訳、思潮社、現代の芸術双書) 1966
  • 『爆発した切符』(ウイリアム・S・バロウズ、サンリオSF文庫) 1979 
  • 『シティーズ・オブ・ザ・レッド・ナイト』(バロウズ、思潮社) 1988
  • 『デッド・ロード』(バロウズ、思潮社) 1990
  • 『ウエスタン・ランド』(バロウズ、思潮社) 1991
  • 『ア・プークイズヒア』(バロウズ、ファラオ企画) 1992

フィリップ・K・ディック

  • 『死の迷宮』(フィリップ・K・ディック、サンリオSF文庫) 1979
  • 『暗闇のスキャナー』(フィリップ・K・ディック、サンリオSF文庫) 1980 
  • 『戦争が終り、世界の終りが始まった』(フィリップ・K・ディック、晶文社) 1985
  • 『小さな場所で大騒ぎ』(ディック、晶文社) 1986
  • 『フィリップ・K・ディックのすべて ノンフィクション集成』(ディック、ローレンス・スーチン編、ジャストシステム) 1997

参考

脚注

  1. ^ a b c d e 飯田隆昭さん死去:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2022年4月26日閲覧。
  2. ^ “飯田隆昭氏死去/翻訳家”. 四国新聞社. (2019年5月13日). https://www.shikoku-np.co.jp/bl/news/national/okuyami-detail.aspx?kid=20190513000272 2019年5月13日閲覧。 



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