飛行甲板および格納庫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/17 21:51 UTC 版)
「グラーフ・ツェッペリン級航空母艦」の記事における「飛行甲板および格納庫」の解説
グラーフ・ツェッペリンの飛行甲板は鋼製で、木の厚板で被覆され、242mの長さと最大30mの幅があった。艦尾のすぐ近くではわずかに丸みを帯びて下がり、主要な上部構造物におおいかぶさっていた。飛行甲板は鋼製の桁材で支持されていた。空母の艦首部分は開放された船首楼になっており、また飛行甲板の前端部分は不揃いだった。これは主に、カタパルト軌条の終端が突出していたためだった。ただ、おそらくこれが不当に空気の乱流を起こしたとは推測されていない。模型を用いた注意深い風洞実験による研究がそれを証明していたが、しかしまた試験者達はこうしたテストにおいて、艦が左舷側に横滑りを起こしたとき、長くて低い艦橋構造が飛行甲板を通過する渦流を生み出すことも明らかにした。これは航空作戦の実施時には受容できる危険であると考えられた。
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