面影渡り鳥とは? わかりやすく解説

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面影渡り鳥

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/04 18:27 UTC 版)

「面影渡り鳥」
橋幸夫シングル
B面 以蔵残月
リリース
ジャンル 演歌
時間
レーベル ビクター(VIDL-11015)
作詞・作曲 荒木とよひさ(作詞)
吉田正(作曲)
橋幸夫 シングル 年表
お袋の袋
(1995年8月24日)
面影渡り鳥
(1996年)

(1999年4月21日)
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「面影渡り鳥」(おもかげわたりどり)は、1996年5月22日にビクターより発売された橋幸夫シングルである。CD(VIDL-11015)とカセットテープ(VISL-10192)の2形式で発売された。

概要

  • リバスターを整理して、ビクターレコードに復帰した橋幸夫が、1978年の「股旅'78」「またたびの詩」以来、18年ぶりに発表した本格的な股旅ものである。(リバスター時代の橋は、オリジナルアルバム「日本列島三度笠」はあるが、シングルでの股旅物は発表していない。)
  • 作詞は初めての共演となる荒木とよひさ、作曲は恩師の吉田正、編曲は荒木圭男。荒木とはアルバム「股旅グラフィティ」以来の共演となった。
  • 詩では、股旅物の慣用語である「三度笠」「草鞋」「カッパ」「ドス」の語を一切使用せずに股旅の世界を描いて、吉田正が「さすがにうまい」と唸ったとされる[1]
  • 吉田正は翌年死去し、橋への遺作となった。本作はビクターヒットを受賞し、国民栄誉賞を受賞した吉田の最後のヒット賞受賞作品となった[2]
  • c/wの「以蔵残月」は、幕末の土佐藩郷士で、「人斬り以蔵」の名でも知られる岡田以蔵を謳ったもので、作詞、作曲、編曲とも本曲と同一メンバーである。
  • 作詞の荒木とよひさと橋は、その後「花火音頭」(2006年)「長州にて候」(2015年)で共演している。

収録曲

  1. 面影渡り鳥
    作詞:荒木とよひさ、作曲:吉田正、編曲:荒木圭男
  2. 以蔵残月
    作詞:荒木とよひさ、作曲:吉田正、編曲:荒木圭男

収録アルバム

  • 『橋幸夫 ザ・ベスト』(2012.07.25)
  • 『橋幸夫ベスト~盆ダンス~』(200511.23)
  • 『吉田正作品集/橋幸夫』(2004.05.21)
  • 『元祖、股旅ここにあり!』(2001.11.21)
  • 『橋幸夫が選んだ橋幸夫ベスト40曲』(2000.10.04)
  • 『橋幸夫全曲集』(1999.10.21)
  • 『<TWIN BEST>』(1998.11.06)
  • 『<BEST ONE>』(1996.10.23)

出典

  1. ^ 橋幸夫著『シオクルカサ(潮来笠)の不思議な世界:エピソードで綴る波乱の歌手伝説』ISBN 978-4-87969-106-4 日刊現代(東京)2007/4 159頁
  2. ^ 金子勇『吉田正 誰よりも君を愛す』ISBN 978-4-623-05623-1 ミネルヴァ書房(京都) 2010/1 342頁



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