静止ホイールとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 静止ホイールの意味・解説 

静止ホイール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/27 09:34 UTC 版)

静止ホイール(せいしホイール)とは、自動車ホイールに取り付ける部品で、自動車が走行しても、ホイール・タイヤと一緒に回転せず、常に上下位置を一定にして静止した状態を保持する特許技術[1]である。

概説

広告媒体として利用されている。走行中でも常に静止状態にあるためホイールに描かれた広告を読み取ることが可能で、あわせて人に奇妙な印象を与えることによる視覚効果をもたらす。

ホイールと静止ホイールの間にはベアリングがありタイヤの回転は直接に伝わらない。またノーズを付けることにより空気の流れを前方から後方に逃し、一定の位置を保とうとする原理を利用している。主にタクシーに装着するが大型車両用もあった。

兵庫県パスカル研究所が開発・特許申請をし「E-CAPS」の名称で2000年から販売していた。採用例としては沖縄県のタクシーに装着され沖縄セルラーの広告、神戸大阪地区のタクシーに装着されペットフードの商品広告がなされていた。

現在も静止ホイール「PASCAP」として、一部自治体公用車や選挙時啓発、バス・タクシー広告などで利用されている。

参考文献

  • 日経デザイン2000年11月号 『なぜ?がポイントの最新交通広告』

外部リンク

脚注

  1. ^ 特許第3162673号。2007年に特許料未納により抹消。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「静止ホイール」の関連用語

静止ホイールのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



静止ホイールのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの静止ホイール (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS