甲斐青柳駅とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 建物・施設 > 施設 > > 中部地方の廃駅 > 甲斐青柳駅の意味・解説 

甲斐青柳駅

(青柳駅 (山梨県) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/11 19:16 UTC 版)

甲斐青柳駅
かいあおやぎ
KAIAOYAGI
長沢 (0.6 km)
所在地
所属事業者 山梨交通
所属路線 電車線
キロ程 20.2 km(甲府駅前駅起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1930年昭和5年)8月6日
廃止年月日 1962年(昭和37年)7月1日
テンプレートを表示

甲斐青柳駅(かいあおやぎえき)は、山梨県南巨摩郡増穂町(現・富士川町)青柳町にあった山梨交通電車線である。

概要

長沢集落をそのまま南へ下り、富士川町の町役場へ通じる道を越えた先にあった。相対式2面2線構造で、終着駅らしくかなり大きな駅舎を備えていた。ただし通常使用していたのは駅舎側のホームのみで、反対側のホームは荒れ果てていた。

開業当時の駅名は追分駅と称した。ただし実際の「追分」は当駅の位置から北東へかなり離れており、鰍沢への特許が失効する直前の1933年昭和8年)に地名を反映して青柳駅に改称された。この時点では国名はついていなかったが、1950年(昭和25年)に国鉄との連帯運輸開始により国名をつけた。

本来当線は甲府 - 鰍沢間の馬車鉄道の代替として敷設された面があったため、特許はこの先も鰍沢まであり、一部用地も取得されていた。その路盤が駅側のホームの車止めの先に続き、架線も張られていたが、ついにここを電車が走ることはなかった。

歴史

廃線後の状況

専用軌道の跡地が富士川町の町役場へ通じる道にぶつかり、唐突に行き止まりになった先が駅跡である。

かつては駅舎が残り、山梨交通の乗合自動車の転回場が設けられていたが、現在では駅舎・転回場ともに撤去され、手前側がコンビニ、奥が町民会館となって街並みの一部と化し、駅の痕跡はまったくない。

隣の駅

山梨交通
電車線
長沢駅 - 甲斐青柳駅

脚注

参考文献

  • 花上嘉成『山梨交通鉄道線回想録』(「RM LIBRARY」5号、ネコ・パブリッシング刊、1999年)
  • 運輸省編『山梨軌道』(運輸省公文書)

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「甲斐青柳駅」の関連用語

甲斐青柳駅のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



甲斐青柳駅のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの甲斐青柳駅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS