青木道喜とは? わかりやすく解説

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青木道喜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/29 00:00 UTC 版)

青木 道喜(あおき みちよし、1950年昭和25年12月23日 - )は能楽師シテ方観世流)である[1]重要無形文化財総合認定保持者[1]

略歴と活動

京都市生まれ[2]。観世流能楽師、青木祥二郎の長男[2]。父及び九世片山九郎右衛門(幽雪)に師事[2]。重要無形文化財総合指定者[2]。京都市中京区に冬青庵能舞台を構え、京都を中心に意欲的な活動を展開[2]

宮沢賢治生誕百年記念新作能「永訣の朝」、親鸞上人五百回御遠忌記念能「蓮如」、信州明科オリジナル作品「犀龍小太郎」「恋の龍門渕」、新作狂言「鹿踊りのはじまり」「はしくれ法師」「ものぐさ歌太郎」を書くなど、『風姿花伝』第三問答条々の「能をせん程の者の、和才あらば、申楽を作らん事、易かるべし。これ、此道の命也。」を実践している[2]

海外公演にも意欲的[2]。平成25年には能「泣不動」を復曲し、京都の清浄華院にて400年ぶりに上演[2]。平成28年には高浜虚子作の能「鐵門」の復曲にも携わり、シテを演じる[2]。京都市新人芸術家選奨、安曇野文化大賞を受賞[2]。京都観世会に所属。京都観世会の公演、片山定期能などに出演多数。

冬青庵能舞台にて春に「春青能」、秋に「冬青能」などの自主公演を開催。夏には父の出身地である長野県安曇野市薪能、信州安曇野薪能にも出演。

立命館大学能楽部の講師を務める[3]

画像

外部リンク

脚註

出典

  1. ^ a b "会員詳細|青木道喜(あおきみちよし)". 会員紹介. 公益社団法人能楽協会. 2024年12月28日閲覧
  2. ^ a b c d e f g h i j "能 - 三輪 青木 道喜" (PDF). 大津市伝統芸能会館. 株式会社コンベンションリンケージ. 2024年12月28日閲覧
  3. ^ 立命館大学能楽部創部90周年記念能楽会 開催』(プレスリリース)立命館大学、2019年6月6日https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=422950&f=.pdf2024年12月28日閲覧 
  4. ^ "アクセス・ご利用案内". 冬青庵能舞台. 2024年12月28日閲覧
  5. ^ "青木 道喜". 所属能楽師のご紹介. 京都観世会館. 2024年12月28日閲覧



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