青木ヶ原溶岩流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 06:17 UTC 版)
貞観大噴火の折、いくつもの火口から別々に噴出した溶岩流を、総称して「青木ヶ原溶岩流」と呼ぶ。溶岩流は富士山北麓の大森林地帯を焼き払いつつ流れ下る際に多くの溶岩洞や溶岩樹型を形成した。それらの一例が現在の鳴沢氷穴や鳴沢熔岩樹型、西湖蝙蝠穴である。森林地帯を埋め尽くした溶岩流は剗の海に至り、最大深度100mはあったと推測される湖の大半を埋め尽くした。その後、溶岩流の上には1100年の時を経て植生が回復し、ハリモミなどの針葉樹を中心とした原生林・青木ヶ原樹海が生まれた。
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