電磁気量の単位系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/26 14:32 UTC 版)
電磁気量の単位系(でんじきりょうのたんいけい)とは、電磁気量に関する単位系である。
電磁気量の単位系には、国際的に定められている国際単位系(SI)のほかにも、歴史的な経緯から複数の流儀がある。
電磁気量の体系
電磁気量の様々な単位系は、それぞれが基づいている量体系そのものが異なっている。力学量の体系に電磁気学における物理量を組み込む方法が量体系によって異なっているのである。電磁気量を定義する量方程式を、係数を含む形で量体系に依らない形で示し、それぞれの係数がどのような値をとるかを示す。 なお、これらの係数の置き方は必然ではなく、置き方が違っても同様に話を進めることができる。ここで用いている係数 λ, γ, ε0, μ0 は、参考文献『Systems of Electorical Units』では Γr, Γs, Γe, Γm に対応する。
方程式系
まず、電磁気的な力を与えるローレンツ力は
- Oliver Heaviside (November 18, 1882). “The Relations between Magnetic Force and Electric Current”. The Electrician 10: 6-8.
- Francis B. Silsbee (January 19, 1962). “Systems Of Electrical Units” (PDF). JOURNAL OF RESEARCH (National Bureau of Standards) 66C (2): 137 .
- J.D.Jackson『電磁気学』 上巻、吉岡書店〈物理学叢書〉、2002年。ISBN 4-8427-0305-9。
関連項目
- 国際単位系 - 現在主流の単位系
- ガウス単位系 - 歴史的に用いられていた単位系の一つ
- IEC 80000-6 - 電磁気に関する量と単位について定めた国際規格
外部リンク
- 単位系について 岡部洋一
- 電磁気学における単位系 山﨑勝義
- 電磁気量の単位系のページへのリンク