陽気にうたえばとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 陽気にうたえばの意味・解説 

陽気にうたえば

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 08:18 UTC 版)

陽気にうたえば」(ようきにうたえば、スペイン語Las chiapanecas)は、メキシコチアパス州の伝統歌謡およびそれを原曲とする日本語の歌。原題の「チャパネカス (Chiapanecas)」は「チアパスの娘たち」を意味する。同州では第二の州歌のように扱われている。

もともとは、チアパ・デ・コルソの音楽家ブルマーロ・ロペス・フェルナンデススペイン語版(1878年 - 1960年)によって書かれたソロ演奏の歌曲である。チアパ・デ・コルソの町で生まれ育った彼は、婚約者のチャパネカ(チアパス娘)の着ていた民族衣装に発想を得てこの歌を書いた。彼の死後も、未亡人となったフアナ・マリア・バルガスがオリジナルの楽譜を保管していた。[1]

のちに、メキシコ市出身の作曲家で楽団指揮者でもあったフアン・アロサメーナ(Juan Arozamena, 1899年 - 1926年)がこの曲を演奏し、現在広く知られている歌詞を施した。この歌詞はナット・キング・コールの歌唱などでも知られている[2]

この曲の作者を巡っては論争が続いているが、最も可能性が高いのが、ブルマーロ・ロペス・フェルナンデスがメロディーを作曲し、のちにフアン・アロサメーナが歌詞を書いたというものである。この両者の素晴らしい音楽的霊感がなかったら、この作品は完成しなかったことであろう。

時がたつにつれて、これに踊りの振付がつくようになり、チアパ・デ・コルソ発祥のチャパネカ風衣装 (Traje de chiapaneca)をまとって踊るものになった。現在はチアパス州を代表する象徴となっている。

日本語版

みんなのうた
陽気にうたえば
歌手 ボニージャックス
作詞者 小林幹治
作曲者 メキシコ歌曲
編曲者 若松正司
映像 アニメーション
映像制作者 久里洋二
初放送月 1964年12月 - 1965年1月
再放送月 2023年2月 - 3月(ラジオのみ)
テンプレートを表示

1964年12月 - 1965年1月にNHKの歌番組「みんなのうた」で放送された。

  • 作詞:小林幹治、編曲:若松正司、歌:ボニージャックス
  • 「みんなのうた」では メキシコの若者をたたえた楽曲になっている。
  • 映像は久里洋二製作のアニメーション。
  • 映像は現存するものの再放送はされていなかったが、2023年2月 - 3月にラジオのみではあるが、58年ぶりの再放送となる。

脚注

  1. ^ El Heraldo de Chiapas. “Hombre ilustres de la Chiapa heroica”. 1 de enero de 2014閲覧。
  2. ^ El Heraldo de Chiapas. “Juan Arozamena”. 1 de enero de 2014閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「陽気にうたえば」の関連用語

陽気にうたえばのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



陽気にうたえばのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの陽気にうたえば (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS