闇然

実用日本語表現辞典

黯然

読み方：あんぜん
別表記：暗然、闇然

暗いさま。周囲が暗やみに包まれている様子や、心情が悲しみなどで気落ちしている様子などを指す表現。顔色が暗然としている様子を「神色黯然」とも言う。

（2011年5月19日更新）

デジタル大辞泉

あん‐ぜん【暗然／^×黯然／^▽闇然】

読み方：あんぜん

［ト・タル］［文］［形動タリ］

１ 悲しみ、絶望などで心がふさぐさま。気落ちするさま。

「—として云うべき言葉もなく」〈谷崎・春琴抄〉

２ 暗いさま。黒いさま。また、はっきりしないさま。

「沖より来る響、—として湧く力」〈犀星・十月のノオト〉

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

闇然

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 10:49 UTC 版)

名詞

闇 然（あんぜん）

1. さとらない。
   • 始皇闇然無以應之、面有慙色。（始皇闇然として以てこれに応うるなく、面にはづる色あり。）『説苑（至公編）』