長松寺 (高梁市)とは? わかりやすく解説

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長松寺 (高梁市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/12 07:13 UTC 版)

長松寺

長松寺の全景(2020年4月)
所在地 岡山県高梁市備中町西山2744
位置 北緯34度52分09.4秒 東経133度20分47.4秒 / 北緯34.869278度 東経133.346500度 / 34.869278; 133.346500 (長松寺 (岡山県高梁市))座標: 北緯34度52分09.4秒 東経133度20分47.4秒 / 北緯34.869278度 東経133.346500度 / 34.869278; 133.346500 (長松寺 (岡山県高梁市))
山号 青亀山
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来
創建年 室町時代後期
開山 繁興禅師(禅庵繁興)
開基 赤木弾正泰忠
法人番号 4260005006054
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長松寺(ちょうしょうじ)は、岡山県高梁市備中町西山にある曹洞宗寺院大本山福井県永平寺、本寺は洞松寺である[1][2]山号を青亀山(せいきざん)と称し、本尊釈迦如来[3]。長松寺の正式な名称は「長松禅寺(ちょうしょうぜんじ)」であるが言いやすく語呂が良いようにと、いつとはなく「禅」を省略して呼ぶようになった[4]

長松寺の正式名称「長松禅寺」が書いてある木製の表札[4]

歴史

室町時代後期、享禄元年1528年)開基檀頭、赤木弾正平泰忠(あかぎだんしょうたいらやすただ)が建立し天文 (元号)5年(1536年)繁興禅師(はんこうぜんじ)(禅庵繁興)によって開山されたとされる[5][6]。 当寺の裏山はヒノキで覆われて一年を通して青々としていて、更にその山が亀の甲羅のような形に見えることから「青亀山」という山号が付けられたと言い伝えられている[3]

天保12年、明治21年と二度の大火災に罹災し、現在の建物はその後に建てられたものであり[7]、28世 石定和尚が開山堂を、29世 哲崖和尚は自ら多額の私財を投じ更には檀家一同が一体となり長年に亘って復興と護持にあたり現在の姿を構築した[8][注釈 1]

交通アクセス

所在地
  • 岡山県高梁市備中町西山2744
交通機関

脚注

出典

  1. ^ 『曹洞宗岡山県寺院歴住世代名鑑』p186(曹洞宗岡山県宗務所, 1998年
  2. ^ 『西山高原の里の歴史と物語』p61(西山閣, 2007年
  3. ^ a b 『西山高原の里の歴史と物語』p73(西山閣, 2007年
  4. ^ a b 『西山高原の里の歴史と物語』p67(西山閣, 2007年
  5. ^ 『備中町史 本編』p295(備中町史刊行委員会, 1972年
  6. ^ 『備中町再発見』p146(岡山文庫, 2020年
  7. ^ 『西山高原の里の歴史と物語』p79(西山閣, 2007年
  8. ^ 『曹洞宗岡山県寺院歴住世代名鑑』p187(曹洞宗岡山県宗務所, 1998年

注釈

  1. ^ 哲崖和尚=田辺哲崖(たなべ てつがい)は永平寺最高顧問曹洞宗宗務総長をはじめ数々の大役を歴任し、後に昭和48年勲三等瑞宝章受章や岡山県新見市において名誉市民に選ばれる。

参考文献

  • 『備中町史 本編』備中町史刊行委員会、1972年。 
  • 『曹洞宗岡山県寺院歴住世代名鑑』曹洞宗岡山県宗務所、1998年。 
  • 市村栄『千六百年の西山高原の里の歴史と物語』西山閣、2007年。 
  • 高見寿『備中町再発見』岡山文庫、2020年。 



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