きんゆう‐そうば〔‐サウば〕【金融相場】
金融相場
不況期には、景気テコ入れのために金融緩和策がとられることが多くみられます。その一方で、産業界の資金需要は弱く、生命保険や銀行などの金融機関、また事業会社などが余裕資金を株式に振り向けることにもなります。このようにしてもたらされる相場が「金融相場」で、「不景気の株高」を生むのはこのためです。近年の代表的な金融相場としては、1971~72年の「過剰流動性相場」、1985~86年の「カネ余り相場」があります。どちらの場合も、大量の資金運用に適した大型株が大商いのうちに大きく上げました。ただし、相場は種々の要因で動くものですから、金融緩和で即金融相場になるというものではありません。
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