金利スワップの種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/25 10:25 UTC 版)
最も基本的な金利スワップ(固定対変動で変動と固定の支払日が同じ、想定元本が一定、など)を プレインスワップ(Plain Sawp)と呼ぶことがある。 変動対変動(6ヶ月LIBOR対3ヶ月LIBORや、LIBOR対TIBORなど)の金利スワップをベーシススワップ(Basis Swap)と呼ぶ。 異なる通貨間のスワップをクロスカレンシースワップ(Cross Currency Swap)と呼ぶ。元本の交換があるもの、さらに元本部分を為替レートにより定期的にリバランスするものがある。 クロスカレンシースワップのうち、元本の交換がないものをクーポンスワップ(Coupon Swap)と呼ぶ。 キャッシュフローが一回だけのものを SPS(Single Payment Swap)と呼ぶことがある。 一方、または両方のキャッシュフローが翌日物コールレートや、FF金利、EONIAなどの翌日物の金利と連動するものをOIS(オーバーナイト・インデックス・スワップ)と呼ぶ。通常、OISレッグのキャッシュフローは1日毎の複利で計算される。 想定元本を定期的に減少させていくスワップをアモータイジングスワップ(Amortizing Swap)と呼ぶ。 指標とする短期レートやインデックス(例えばLIBOR)の変動幅により想定元本の減少量を決定するスワップをインデックスアモータイジングスワップ(Index Amortizing Swap)と呼ぶ。これは通常の金利スワップとスワップションを組み合わせたものである。 想定元本を定期的に増加させていくスワップをアクリーティングスワップ(Accreting Swap)とよぶ。 指標とする短期レートやインデックス(例えばLIBOR)の変動幅により想定元本の増加量を決定するスワップをインデックスアクリーティングスワップ(Index Accreting Swap)と呼ぶ。これは通常の金利スワップとスワップションを組み合わせたものである。 想定元本を減少させたり増加させるスワップをローラーコースタースワップ(Rollercoaster Swap)とよぶ。
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