野木京子とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 野木京子の意味・解説 

野木京子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/15 01:35 UTC 版)

野木京子(のぎ きょうこ、1957年11月14日[1] - )は日本詩人。詩誌「スーハ!」「マンドラゴラ」同人。

経歴

熊本県八代市に生まれる[2]立教大学文学部英米文学科卒業。2007年詩集『ヒムル、割れた野原』で第57回H氏賞を受賞[3]2024年、詩集『廃屋の月』にて第35回富田砕花賞および芸術選奨文部科学大臣賞を受賞[4][5]広島市に在住していた経験があり、中国新聞「中国詩壇」の選者を務める。

著書

詩集

  • 『銀の惑星その水棲者たち』矢立出版、1995年7月。
  • 『枝と砂』思潮社、2000年10月。
  • 『ヒムル、割れた野原』思潮社、2006年9月。
    • 友人を失った経験を回顧しつつ、死別と自身にも必ず訪れる死について思索した作品を集めたもの。作中でよく用いられる「川」や「水の流れ」といったキーワードは彼岸との境にある三途の川などを象徴するものと解される[6]
  • 『明るい日』思潮社、2013年6月。
  • 『クワカ ケルカ』思潮社、2018年9月。
  • 『廃屋の月』書肆子午線、2024年3月。ISBN 978-4-908568-41-1

エッセイ

  • 『空を流れる川―ヒロシマ幻視行』ふらんす堂、2010年10月。

脚注

  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.460
  2. ^ "著者プロフィール:野木京子."書肆子午線. 2024年12月5日閲覧。
  3. ^ H氏賞に横浜の野木さん 現代詩人賞は東京の小長谷さん”. 朝日新聞. 2014年3月30日閲覧。
  4. ^ "野木京子詩集『廃屋の月』第35回富田砕花賞受賞!."書肆子午線(2024年10月25日). 2024年12月5日閲覧。
  5. ^ 日本放送協会 (2025年3月3日). “「芸術選奨文科大臣賞」阿部サダヲさん 青山剛昌さんら24人 | NHK”. NHKニュース. 2025年3月3日閲覧。
  6. ^ 西村則昭「現代詩における言葉 : 塊の現象学の観点とジャック・ラカンの観点より」『仁愛大学研究紀要』、仁愛大学、41-56頁、2007年。ISSN 13477765https://cir.nii.ac.jp/crid/1390858540814063360 

外部リンク

  • 石と空と海 - 本人サイト(2012年4月14日時点のアーカイブ)



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「野木京子」の関連用語

野木京子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



野木京子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの野木京子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS