郡とその名前の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/12 14:24 UTC 版)
日田郡(ひたのこおり) - 景行天皇が巡幸した際に、この地で久津媛(ひさつひめ)という神が人と化して迎えたことから久津媛郡と名付けられたのが訛った。 球珠郡(くすのこおり) - 昔、大きな樟があったことから名付けられた。 直入郡(なおりのこおり) - 昔、真っ直ぐに伸びた大きな桑の樹があったことから直桑(なほくは)といったのが訛った。 大野郡(おおののこおり) - 大部分が原野であったことから名付けられた。 海部郡 (あまのこおり) - 海人が多く住んでいたことから名付けられた。 大分郡(おおいたのこおり) - 景行天皇が巡幸した際に、地形を見て、広く大きいので碩田国(おほきたのくに)と名付けたのが訛った。 速見郡(はやみのこおり) - 景行天皇が巡幸した際に、この地で女王の速津媛(はやつひめ)に迎えられたことから名付けられた。 国埼郡(くにさきのこおり) - 景行天皇が海路で巡幸した際に、「彼(そ)の見ゆるは、若(けだ)し、国の埼(さき)ならむ」と言ったことに因んで名付けられた。 なお、各郡の読みは、『和名類聚抄』に記載された読みを現代仮名遣いで表記したものである。
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