近江鉄道モハ51形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/28 15:16 UTC 版)
近江鉄道モハ51形電車(おうみてつどうモハ51がたでんしゃ)は、近江鉄道が1941年(昭和16年)[3]に電動貨車の改造名義で新製した電車(制御電動車)である。1978年(昭和53年)に銚子電気鉄道へ譲渡され、同社デハ700形電車として運用された[4]。
注釈
- ^ 近江鉄道デハ1形は本形式と同様1928年(昭和3年)に川崎造船所において新製された車両とされるが、実際には宇治川電気1形の廃車体を転用して台車などを新製して組み合わせて竣功した中古車であった[要出典]。
- ^ a b 本形式ならびにデハ1形が搭載する主要機器の流用元とされる宇治川電気1形の台車および主要機器は同社51形の新製に際して転用されており、また主電動機を例に取ると宇治川電気1形が搭載した機種はGE製GE-263であったのに対し本形式ならびにデハ1形が搭載する主電動機は芝浦製作所製SE-119-Cと異なる[要出典]。このため、台車のみならず主要機器についても実際には新造品であると推定される[要出典]。
- ^ PC-101系制御装置はゼネラル・エレクトリック (GE) 社開発のMコントロールと称する間接制御器の系譜に属する機種で、当時の鉄道省において「CS1主制御器」として制式採用された機種でもあった[要出典]。
- ^ ただし、「近江鉄道で活躍した電車たち」 p.130に、1958年(昭和33年)6月に撮影された、パンタグラフ側の妻面形状が原形のまま逆側の乗務員扉を埋め込み撤去したモハ52が掲載されており、片運転台化改造は未認可で相当早期に実施されていたことが明らかとなっている。
出典
- ^ a b c d e f g 「世界の鉄道'76」 pp.166 - 167
- ^ a b c d e f g h i j k l m 「私鉄車両めぐり(83) 近江鉄道 下」 p.282
- ^ a b c d e f g h i j 「私鉄車両めぐり(83) 近江鉄道 下」 p.279
- ^ a b c d e f g h i 「近江鉄道電車沿革史」 p.147
- ^ a b c 「私鉄車両めぐり(83) 近江鉄道 下」 p.278
- ^ a b 「私鉄車両めぐり(83) 近江鉄道 下」 p.284
- ^ 「近江鉄道電車沿革史」 pp.148 - 149
- ^ 「私鉄車両めぐり(83) 近江鉄道 下」 pp.280 - 281
- ^ 「近江鉄道で活躍した電車たち」 p.130
- ^ a b 『RM LIBRARY31 所沢車輌工場ものがたり(下)』 p.32
- 1 近江鉄道モハ51形電車とは
- 2 近江鉄道モハ51形電車の概要
- 3 主要機器
- 4 脚注
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