近傍系の定める位相とは? わかりやすく解説

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近傍系の定める位相

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 23:51 UTC 版)

近傍 (位相空間論)」の記事における「近傍系の定める位相」の解説

上述の定義は開集合が既に与えられているときには有用であるが、そうでない場合にも位相定義する方法複数存在しており、先に近傍系定義しておいてそれを用いて開集合を「その各点近傍が常に含まれる集合」として定義することも可能である。 X 上の近傍系とは、X の各点に X の部分集合からなるフィルター N(x) で以下の条件満足するものを割り当てたのである。 点 x は N(x) のどの元 U にも含まれる。 ∀ U ∈ N ( x ) :   x ∈ U {\displaystyle \forall U\in N(x):\ x\in U} N(x) の各元 U について N(x) の元 V で V の各元 y に対して U が N(y)属するようなものが存在する。(上の条件により y は U に含まれるので V は U に含まれる) ∀ U ∈ N ( x ) ,   ∃ V ∈ N ( x ) :   ∀ y ∈ V ,   U ∈ N ( y ) {\displaystyle \forall U\in N(x),\ \exists V\in N(x):\ \forall y\in V,\ U\in N(y)} この定義と先の定義とは両立する。すなわち、開集合系を使って定義される近傍系から得られる位相は元々の位相一致し、かつ逆に近傍系から得られる位相に関する開集合系によって位相定めたものも元々の位相一致する

※この「近傍系の定める位相」の解説は、「近傍 (位相空間論)」の解説の一部です。
「近傍系の定める位相」を含む「近傍 (位相空間論)」の記事については、「近傍 (位相空間論)」の概要を参照ください。

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