超パナマックス船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 07:14 UTC 版)
超パナマックス船(ポスト・パナマックス船)とは、パナマ運河を通過できない、パナマックスよりも大きな船舶を指す用語である。岬を回ることから、ケープサイズとも呼ばれる。 超大型タンカーや、最大級のコンテナ船など、現代の船の多くはパナマ運河の制限よりも大きく、運河を利用できない。東アジアと北アメリカを結ぶ定期コンテナ船のうちの多くが、北米西海岸の港湾にしか入港せず、パナマ運河を通らねばならない東海岸へは向かわない。西海岸で下ろされたコンテナは、大陸横断鉄道の貨物列車で中西部や東部へ大量輸送されている。 アメリカ海軍の超大型空母も超パナマックス級である。ニミッツ級航空母艦は長さ 333 メートル、幅 41 メートル であり、発着甲板幅が 76.8 メートルである。日本の大和型戦艦も、アメリカ軍が対抗しうる大きさの戦艦を建造した場合、パナマ運河を通航できないデメリットが大きいことを計算に入れて建造された。
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