賀懐智
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/29 07:14 UTC 版)
鶏の筋を用いた弦を持つ石製の琵琶を、鉄の撥で弾いていた。また、皮弦を用いたこともあったが、この時は撥が壊れて演奏できなかったとされる。音律に通じ、李亀年、馬仙期と並ぶ有名な楽士であったため、梨園が創設された時、職を任された。玄宗の演奏会では、拍板を担当した。玄宗が碁を打っていた時に、その命令で琵琶を演奏した。その時、楊貴妃の布が彼の頭巾にかかり、その頭巾に楊貴妃が使っていた瑞竜香の香りが染み、安史の乱後まで残っていたので、玄宗に渡したと伝えられる。
※この「賀懐智」の解説は、「李亀年」の解説の一部です。
「賀懐智」を含む「李亀年」の記事については、「李亀年」の概要を参照ください。
- 賀懐智のページへのリンク