負の超幾何分布
大きさ N の母集団で,特性 A を持つものの割合を p とする。この母集団から x 個目の標本を取り出したときにちょうど特性 A を持つ標本が r 個になる確率を考える。
- N から x - 1 を選ぶ方法は,NCx - 1 通り
- N p から r - 1 を選ぶ方法は,NpCr - 1 通り
- N q から x - r を選ぶ方法は,NpCx - r 通り
- x 番目に,特性 A を持つものを選ぶ確率は ( N p - r + 1 ) / ( N - x + 1 )
したがって,求める確率は次式で表される。

![]() 図 1.負の超幾何分布の概形 |
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この分布は 負の超幾何分布 と呼ばれ,N → ∞ のときには,負の二項分布に一致する。
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