穀州
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穀州(こくしゅう)は、中国にかつて存在した州。隋代から唐初にかけて、現在の河南省洛陽市北部と三門峡市にまたがる地域に設置された。
概要
596年(開皇16年)、隋により熊州新安県に穀州が置かれた。603年(仁寿3年)、穀州は廃止され、管轄県は洛州に移管された[1]。618年(義寧2年)、新安県に新安郡が置かれた。
618年(武徳元年)、唐により新安郡が穀州と改められ、新安・東垣・澠池の3県を管轄した。621年(武徳4年)、唐が王世充を平定すると、穀州は洛州総管府に属した。東垣県は廃止され、新安県に編入された。627年(貞観元年)、新安県は洛州に移管された。穀州の州治は澠池県に移された。熊州は廃止され、福昌・永寧の2県は穀州に編入された。629年(貞観3年)、澠池県の県治は南の双橋に移され、穀州の州治は双橋に移された。632年(貞観6年)、穀州の州治は福昌県に移された。633年(貞観7年)、寿安県は洛州に移管された。657年(顕慶2年)、穀州は廃止され、管轄県は洛州に移管された[2][3]。
脚注
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