諏訪神社_(出雲市別所町)とは? わかりやすく解説

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諏訪神社 (出雲市別所町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/31 14:14 UTC 版)

諏訪神社
所在地 島根県出雲市別所町72
位置 北緯35度25分36.0秒 東経132度44分42.7秒 / 北緯35.426667度 東経132.745194度 / 35.426667; 132.745194 (諏訪神社 (出雲市別所町))座標: 北緯35度25分36.0秒 東経132度44分42.7秒 / 北緯35.426667度 東経132.745194度 / 35.426667; 132.745194 (諏訪神社 (出雲市別所町))
主祭神 建御名方神、八束水臣津野命[1]
社格 旧村社[1]
創建 不明(天正12年(1584年)[1]?)[2]
本殿の様式 春日造[1]あるいは大社造変態[3]
別名 白瀧権現[4]
例祭 4月9日[4]
地図
諏訪神社
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諏訪神社(すわじんじゃ)は島根県出雲市別所町に所在する神社

概要

諏訪神社の境内

創立年代は不明だが、天正12年建立の棟札がある[2]。『出雲国風土記』所載「出雲社」および『延喜式神名帳』所載「出雲神社」に比定する説があるが[2]、出雲社・出雲神社の論社は複数あり諏訪神社説に対して批判も強い[5]

明治5年(1872年)、村社[3]

祭神

建御名方神

18世紀に編纂された地誌『雲陽誌』によると、宮山に高さ40間あまりの岩壁があって、傍に高さ30間・周囲5丈ばかりの丸い立岩があり「帆柱石」あるいは「 かち石」と呼ばれている[2][注釈 1]。諏訪神社の近隣に所在する鰐淵寺を開山した智春上人が信濃国から来訪した際に3人の老翁が船で出迎えたのち、船具を分けて3所に飛び去ったという伝承がある[2]。そのうちの1人が諏訪明神であったのだが、彼が取った船具が帆柱で、それが帆柱石であるとされる[2]

八束水臣津野命

『雲陽誌』には「建御名方命なり」とあって八束水臣津野命は記載されていない[6]

脚注

注釈

  1. ^ 帆柱石は現存しない[4]

出典

  1. ^ a b c d 高橋他編 1996, p. 253.
  2. ^ a b c d e f 蘆田編 1930, p. 272.
  3. ^ a b 高橋 1983, p. 515.
  4. ^ a b c 島根県神社庁.
  5. ^ 石塚 1986, pp. 156–189.
  6. ^ 蘆田編 1930, p. 271.

参考文献

  • 石塚尊俊『古代出雲の研究:神と神を祀るものの消長』佼成出版社、1986年。 
  • 蘆田伊人 編『雲陽誌』雄山閣〈大日本地誌大系27〉、1930年(原著1717年)https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/1194083 
  • 高橋忠 著「124 出雲神社」、式内社研究会 編『式内社調査報告20 山陰道3』1983年、512-515頁。 
  • 高橋忠、水師重吉、伊藤征男 編「(26) 諏訪神社」『神国島根(復刻版)』島根県神社庁、1996年(原著1981年)、253頁。 
  • 諏訪神社 - 神社詳細”. 島根県神社庁. 2025年8月31日閲覧。



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