診断との関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 10:13 UTC 版)
CD1分子は胸腺皮質の細胞で発現が見られるが、成熟したT細胞はCD1を発現していない。このことはこれらの細胞を起源とする腫瘍細胞でもいえるため、免疫組織化学的診断においてCD1分子の発現を、胸腺細胞やT細胞の前駆細胞に由来する腫瘍の同定に応用することができる。特にCD1aはランゲルハンス細胞の特異的マーカーであり、それ故にランゲルハンス細胞組織球症の診断に用いることができる。また、骨髄性白血病や一部のB細胞リンパ腫でもCD1分子が陽性になりうる。
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