訓民正音学会とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 訓民正音学会の意味・解説 

訓民正音学会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 21:26 UTC 版)

訓民正音学会
各種表記
ハングル 훈민정음학회
漢字 訓民正音學會
日本語読み: くんみんせいおんがっかい
ローマ字 Hunmin Jeongeum Hakhoe
テンプレートを表示

訓民正音学会(くんみんせいおんがっかい)は、ソウルを拠点とし、世界中の文字を持た無い言語に対し記述文字としてハングルを広める活動をしている私設の組織である[1]

学会は不動産業を引退したイ・キナム(李基南)によって、中国黒竜江省に暮らすツングース系オロチョン族ネパールのチェパン族(Chepang)、タイ国テーサバーンナコーン・チエンマイラフ族に対するハングルの普及に失敗した後の2007年に設立された[1]。彼女はこれらの失敗の原因を韓国系のキリスト教宣教師の不甲斐なさに求めている[1]。彼女によれば彼らの関心は識字能力の問題に向けられなかった[1]

現在彼らはスコットランドにてスコットランド・ゲール語を記述する文字としてハングルを紹介、普及に努めている[2]

スコットランド・ゲール語 スコットランド・ハングル
Gàidhlig 개릭
Erse ㅔㄹㅅ
beul-aithris 블-ㅐㅌ릿
Eaglais ㅔㅏㄱ라ㅣᆺ
MacGillEathain 맠-길ㅣ치ㄴ

学会は韓国に対し大規模に労働者を送り出している国々に関心を向けている。2009年にはスラウェシブトゥン島バウバウ(Bau-Bau)市にチアチア語の記述にハングルを用いることを採択させた。学会は学校用にハングルで表された一連の教科書を発行した。チアチア語の正書法は、ソウル大学校の言語学科教授で当時学会の議長だったキム・ジュウォン(金周源)によってデザインされた[3]。しかし2012年この計画は暗礁に乗り上げていると報告された[4]

関連項目

出典

  1. ^ a b c d "South Korea's Latest Export: Its Alphabet", New York Times, 2009 Sept. 11
  2. ^ "Teachers to spread the word about Hangul"
  3. ^ "Teachers to spread the word about Hangul", JoongAng Ilbo, 2009 Sept. 19
  4. ^ "Adoption of Hangeul by Indonesian Tribe Hits Snag", The chosunibo

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「訓民正音学会」の関連用語

訓民正音学会のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



訓民正音学会のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの訓民正音学会 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS