複対立遺伝子の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 00:57 UTC 版)
ABO 式血液型 顕性遺伝子 A と顕性遺伝子 B と潜性遺伝子 O の 3 種類の対立遺伝子の組み合わせで表現型(血液型)が決まる。各遺伝子の強さ(表現型への現れやすさ)は A = B > O である。つまり A と O、B と O だけの間ではメンデルの優性の法則が成り立つ。A と B の組み合わせではどちらでもない(あるいは両方をかねた)AB 型という血液型となるが、これは共優性または不完全優性とよばれる現象で、優性の法則の例外である。厳密には血液型 A 型となる遺伝子の中にも様々なタイプの対立遺伝子が存在し、ABO 式血液型の対立遺伝子総数はかなりの数に上る。詳細は ABO 式血液型の項目を参照のこと。 各血液型の組み合わせは以下の通り。A 型 : AA・AO B 型 : BB・BO O 型 : OO AB 型 : AB
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