裏証
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 16:01 UTC 版)
裏とは、外邪と内傷により起こる証候。第一に外邪性で身体の最も深い部位、すなわち裏(腸管及びそこに隣接する臓器類などの臓腑及び陰部・気血・骨髄など)にある病証。多くは外感病を発病後、一定の期間を経過して起こる場合と邪気が直接臓腑を傷害した場合(直中)がある。第二に内傷性で精神的ストレス、疲労、性生活の不節制、飲食の不節制などで臓腑が傷害されたもの。主な症状として悪熱、口渇、腹痛、嘔吐、腹部膨満感、下痢または便秘、小便が多いまたは少ない、血尿、舌苔は厚、脈は沈がある。
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