表面拡散処理パパラチア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/19 06:03 UTC 版)
「パパラチアサファイア」の記事における「表面拡散処理パパラチア」の解説
21世紀初頭、マダガスカルで宝石ラッシュが起こったが、その際、マダガスカル産パパラチアサファイアも大量に市場に出回ることとなった。だが、それは表面拡散処理パパラチアといわれるもので、表面はパパラチアと呼べる色だが、中身は別の色のコランダムであった。処理の手法は、従来の加熱処理とほとんど変わらないが、加熱処理の最終段階である1800度での加熱時、クリソベリル粉末を加えることによって表面の発色を元の色から別の色に変化させることができる。そのうち、桃色~橙色に変化したサファイアをパパラチアとして流通させた。なお、表面拡散処理パパラチアを作り出す手法はベリリウム拡散加熱処理といわれる。
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