表記できる音高
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 09:00 UTC 版)
五線譜においては、音符相互間の音高の高低関係や、音符と音部記号との高低関係を明確にするために、5本1組の等間隔な水平線を用いる。これを五線(ごせん)という。同一水平線上に書かれた音符は、同じ音とされる。線上ばかりでなく、線と線の間にも音符を置くことができる。また、一番上の線の上に接して、ないし、一番下の線の下に接して音符をおくことができる。これにより、五線は11の異なる高さの音を表すことができる。基本的にこれらの音は全音階として置かれる。このため必要に応じて変化記号が用いられる。また、五線に書き切れない高さの音を表記する場合には、その都度臨時の水平線を追加する。この線を「加線」と呼ぶ。また五線を上下2段で組み合わせた大譜表を用いることもある。さらに大譜表に加線が追加されることもある。この他、オクターブ記号を用いることで、本来ならば加線が必要となる高さの音が、五線の中に置かれるようにする場合もある。
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