衣服の起源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 09:13 UTC 版)
「トバ・カタストロフ理論」の記事における「衣服の起源」の解説
また、衣服の起源をトバ事変に関連づける向きもある。 ヒトに寄生するヒトジラミは2つの亜種、主に毛髪に寄宿するアタマジラミ (Pediculus humanus capitis) と主に衣服に寄宿するコロモジラミ (Pediculus humanus corporis) に分けられる。近年の遺伝子の研究からこの2亜種が分化したのはおよそ7万年前であることが分かっている。 つまり、およそ7万年前にヒトが衣服を着るようになり、新しい寄宿環境に応じてコロモジラミが分化したと解釈される。そこで研究者らは、時期的に一致することからトバ火山の噴火とその後の寒冷化した気候を生き抜くために、ヒトが衣服を着るようになったのではないかと推定している。
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