蟻通神社

世界宗教用語大事典

ありどおしじんじゃ 【蟻通神社】

大阪府泉佐野市長滝（蟻通の地）にある元郷社。蟻通明神。祭神大名持神だが、ある伝説と結合して蟻通の名を生じた由来が『枕草子』に出ている。昔、唐が日本の朝廷に、七つに曲がった玉の穴に糸を通せるかと難題をふっかけてきた。某廷臣が老親を大切にしており、その老父親に聞いたところ、蟻に糸を結んで、玉穴口の片方に蜜を置けと教える。蟻は蜜香を求めて穴を通り、糸は通じ、日本は恥をかかずにすんだという。その老父を神としたとの説である。また紀貫之が下馬せずに社前を通り、馬が足を悪くした話もある。→ 姥捨山

神社名辞典

蟻通神社

読み方：アリトオシジンジャ（ａｒｉｔｏｏｓｈｉｊｉｎｊａ）

教団 神社本庁

所在 大阪府泉佐野市

祭神 大名持命

神社名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

ウィキペディア

蟻通神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2011/09/14 15:21 UTC 版)

蟻通神社（ありとおしじんじゃ）は神社。

• 蟻通神社 (泉佐野市) - 大阪府泉佐野市鎮座
• 蟻通神社 - 奈良県吉野郡東吉野村の丹生川上神社の旧称。 ⇒ 丹生川上神社
• 蟻通神社 (かつらぎ町) - 和歌山県伊都郡かつらぎ町鎮座
• 蟻通神社 (田辺市) - 和歌山県田辺市鎮座

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