葛飾北明とは? わかりやすく解説

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葛飾北明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 01:51 UTC 版)

葛飾北明
ヒト
性別 男性 
国籍 日本 
生年月日 不明な値 
死亡年月日 不明な値 
職業 画家浮世絵師 
読み仮名 かつしか ほくめい 
師匠 葛飾北斎 
活動期間(開始) 1804 
活動期間(終了) 1831 

葛飾 北明(かつしか ほくめい、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴

葛飾北斎の門人。江戸の人で葛飾の画姓を称し、九々蜃、画狂人と号す。作画期は文化から文政の頃にかけてで、読本の挿絵や肉筆美人画を残している。

北斎筆の「鯉図」(埼玉県立博物館所蔵)には北斎の自筆で「年来持伝候亀毛蛇足之印御譲り申上候 御出精可致候以上 文化十癸酉年四月廿五日」とあり、これは北斎が使っていた「亀毛蛇足」の印章を文化10年(1813年)4月、人に譲ったことを記しているが、文政7年(1824年)刊行の『月桂新話』の奥付に「東都葛飾北明」の名と「亀毛蛇足」の印があり、「葛飾北明筆」の落款がある「立美人図」にも「亀毛蛇足」の印が捺されていることから、この印章を北斎から譲り受けたのは北明であったことがわかる。

なお文政13年(1830年)刊行の『北明子画品』には「井上北明政女筆」とあり、これが同一人物ならば北明は井上姓の「政女」という女流絵師だったことになるが定かではない。また「春旭斎北明」の落款がある絵があり、その画風は戴斗の画号を使っていた頃の北斎のものに似るが、これは別人とされている。

作品

  • 復讐奇談 幸物語』六巻 読本 ※栗杖亭鬼卵作、文政2年(1819年)刊行
  • 『月桂新話』前編 読本 ※鬼卵作、文政7年刊行
  • 「行燈美人」 絹本着色 光記念館所蔵 ※「葛飾北明筆」の落款、「北明」の白文方印あり。那須ロイヤル美術館(小針コレクション)旧蔵
  • 「河岸美人納涼図」 絹本着色 日本浮世絵博物館所蔵 ※「戊辰夏日 九々蜃北明画」の落款、朱文円印あり。「戊辰」は文化5年(1808年)。
  • 「立美人図」 紙本着色 ※「葛飾北明筆」の落款と「亀毛蛇足」の朱文方印、「たをやめの ゑまひををみつの いとすちに こゝろをひかぬ 人はあらしな みつを」の画讃あり
  • 「手紙をよむ女図」 紙本着色 ※中右瑛コレクション

参考文献

  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
  • 『小針コレクション 肉筆浮世絵』(第五巻) 那須ロイヤル美術館、1989年
  • 『北斎一門肉筆画傑作選 ―北斎DNAのゆくえ―』 板橋区立美術館 2008年 ※110頁、121 - 122頁

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