荒木市次郎

ウィキペディア

荒木市次郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/04/29 06:07 UTC 版)

荒木 市次郎（あらき いちじろう、1895年〈明治28年〉6月11日^[1][2] - 没年不明）は、日本の会社役員、鳥取県多額納税者^[3][4][5][6]、資産家^[5]、鳥取県の大地主^{[7][注 1]}。

経歴

鳥取県西伯郡境町（現・境港市）出身^[6]。荒木徳三郎の長男^[5]。1912年、家督を相続する^[5]。農業^[2]、金融業^[6]を営む。境貿易取締役^[9]・同専務取締役^[10]をつとめる。

人物

境貿易の大株主である^[11]。境日本海写真倶楽部会員である^[12]。

貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有する^[1][2]。住所は鳥取県西伯郡境町栄町^[6]。

家族・親族

荒木家

• 父・徳三郎（1846年 - ?、荒木屋、肥料綿米穀商、醤油醸造業^[13]、海運業、大地主、境町会議員）
• 母・てつ（1857年 - ?、鳥取、門脇小次郎の長女）^[5]

親戚

• 叔父・荒木平三郞（境貿易社長）
• 従兄・荒木重造^{[5][注 2]}

脚注

注釈

1. ^ 『西伯之資力 大正11年10月調』によると「地価所有高は11421円83銭^[8]、所得税は999円56銭^[8]」である。
2. ^ 荒木重造は合資会社荒木呉服店無限責任社員^[14]であったが、1920年6月10日にその責任を有限に変更される^[15]。また『帝国商工信用録 薬種染料商之巻 17版』には荒木重造の職業は「売薬洋酒商」とある^[16]。

出典

1. ^ ^{a b} 『貴族院多額納税者名鑑』431頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2023年3月15日閲覧。
2. ^ ^{a b c} 『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』98頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2023年3月15日閲覧。
3. ^ 『鳥取県名士百伝』313頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年3月9日閲覧。
4. ^ 『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』58頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2023年3月15日閲覧。
5. ^ ^{a b c d e f} 『人事興信録 第8版』ア118頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2023年3月15日閲覧。
6. ^ ^{a b c d} 『大衆人事録 第13版 中国・四国・九州篇』鳥取1頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2023年3月15日閲覧。
7. ^ 『陰陽八郡郡勢一斑』66頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2023年3月15日閲覧。
8. ^ ^{a b} 『西伯之資力 大正11年10月調』7 - 8頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2023年3月15日閲覧。
9. ^ 『日本全国諸会社役員録 第25回』鳥取県下編777頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2023年3月15日閲覧。
10. ^ 『日本全国諸会社役員録 第26回』鳥取県下編553頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2023年3月15日閲覧。
11. ^ 『帝国銀行会社要録 附・職員録 大正元年（初版）』鳥取県7頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2023年3月15日閲覧。
12. ^ 『鳥取県大百科事典』352頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2024年9月2日閲覧。
13. ^ 『帝国実業名鑑 第12号（鳥取・島根県之部）』境町之部56頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年2月17日閲覧。
14. ^ 『官報 1914年11月12日』官報 第685号附録 5頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年2月18日閲覧。
15. ^ 『官報 1921年01月14日』官報 第2533号附録 5頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年2月18日閲覧。
16. ^ 『帝国商工信用録 薬種染料商之巻 17版』鳥取県へノ1頁（国立国会図書館デジタルコレクション）。2025年2月18日閲覧。

参考文献

• 帝国興信所編『帝国銀行会社要録 附・職員録 大正元年（初版）』帝国興信所、1912年。
• 大蔵省印刷局編『官報 1914年11月12日』日本マイクロ写真、1914年。
• 博信社編『帝国商工信用録 薬種染料商之巻 17版』博信社、1916年。
• 﨏雨村編『陰陽八郡郡勢一斑』陰陽八郡時報社、1917年。
• 商業興信所編『日本全国諸会社役員録 第25回』商業興信所、1917年。
• 商業興信所編『日本全国諸会社役員録 第26回』商業興信所、1918年。
• 織田正誠編『貴族院多額納税者名鑑』太洋堂出版部、1926年。
• 人事興信所編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年。
• 『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』銀行信託通信社出版部、1932年。
• 交詢社編『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』交詢社、1933年。
• 『鳥取県名士百伝』新鳥取社、1937年。
• 『大衆人事録 第13版 中国・四国・九州篇』帝国秘密探偵社、1940年。
• 『帝国実業名鑑 第12号（鳥取・島根県之部）』川口貞良、1983年。
• 新日本海新聞社鳥取県大百科事典編集委員会編『鳥取県大百科事典』新日本海新聞社、1984年。

この項目は、実業家に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:経済学、PJ:経済）。

• 表示
• 編集