荒川清秀
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荒川 清秀(あらかわ きよひで、1949年8月16日 - 2021年8月14日)は、日本の言語学者、中国語学者。専門は日中対照研究、日中共通の漢語の歴史的研究[1]。
来歴
兵庫県養父郡八鹿町(現養父市)出身[2][1]。大阪府立茨木高等学校を経て[2]、1972年大阪市立大学文学部国文・中文学科中国文学専攻卒業[2]。1977年、同大学大学院文学研究科中国文学専攻博士課程単位取得満期退学[2]、愛知大学教養部講師[2]。1998年、「近代日中学術用語の形成と伝播 地理学用語を中心に」で大阪市立大学より文学博士の学位を取得[2]。同年、愛知大学国際コミュニケーション学部教授[2]。2018年、第12回中華図書特殊貢献賞を受賞[2]。
NHKラジオ中国語講座やEテレ「テレビで中国語」の講師を歴任した[1]ほか、中国語教育学会会長、中国語学会副会長・理事、中国語教育学会代表理事を歴任した[1]。
著書
- 『近代日中学術用語の形成と伝播 地理学用語を中心に』白帝社 1997年
- 『中国語文法システム15』同学社 1998年
- 『美香in China』同学社 1999年
- 『一歩すすんだ中国語文法』大修館書店 2003年
- 『簡明・中文システム15』同学社 2003年
- 『体験的中国語の学び方 わたしと中国語、中国とのかかわり』同学社 2009年
- 『中国語を歩く 辞書と街角の考現学』東方書店 2009年
- 『基礎徹底マスター! 中国語練習ドリル』NHK出版 2013年
- 『中国語を歩く 辞書と街角の考現学 パート2』東方書店 2014年
- 『中国語を歩く 辞書と街角の考現学 パート3』東方書店 2018年
- 『日中漢語の生成と交流・受容 漢語語基の意味と造語力』白帝社 2018年
- 『漢語の謎 日本語と中国語のあいだ』筑摩書房(ちくま新書)2020年
共編著
- 『簡明初級中国語』共著 光生館 1992年
- 『中国-人と暮し 中級中国語読解テキスト』趙煒宏、上野由紀子共著 光生館 1992年
- 『中級中国語会話・作文テキスト』劉慶普共著 光生館 1995年
- 『中国語のエッセンス』靳衛衛、上野由紀子共著 同学社 1995年
- 『中国語明明白白』張筱平共著 東方書店 2001年
- 『キャンパスライフ中国語 初級テキスト』周閲、塩山正純共著 白帝社 2002年
- 『中国見たり聞いたり15章 美紀の北京再訪』周閲共著 光生館 2003年
- 『東方中国語辞典』(東方書店、北京・商務印書館共同編集)相原茂、大川完三郎共主編 東方書店 2004年
- 『シンプルに中国語』張筱平、上野由紀子共著 同学社 2009年
出典
固有名詞の分類
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