荒地 (詩)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/10 15:33 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動『荒地』(あれち、The Waste Land)は、T・S・エリオットの代表作である長編詩。
1922年『クライテリオン』創刊号に発表された。全5部からなり、「死者の埋葬」「チェスのゲーム」「火の祈り」「水のほとりの死」「雷の言ったこと」と題され、第一次世界大戦後の西洋の混乱を前衛的な表現で、古典文学からの引用をちりばめて綴った難解なものである。
「荒地」は死の国のことで、「April is the cruellest month,」という破格の一節がきわめて有名である。さらにセックスの荒廃と、その創造性とを描き、死と荒廃の支配と希望を描きつつ、いずれとも結論は示されない。ジェームズ・フレイザー『金枝篇』などに学んだ古代文化の死と復活の主題が織り込まれている。[1]
日本でも大きな影響を与え、特に戦後の鮎川信夫らの詩誌『荒地』はこれをそのまま題としている。1938年に上田保が初めて日本語訳し、戦後は西脇順三郎の訳が広く読まれた。
日本語訳
- 上田保訳『エリオット詩集』(1938年)、のち思潮社ほか
- 西脇順三郎訳 『荒地』(1952年)、のち『西脇順三郎コレクションⅢ 翻訳詩集』(慶應義塾大学出版会)
- 吉田健一訳『現代世界文学全集 第26』(新潮社 1954年)、のち『エリオット選集』(彌生書房)
- 深瀬基寛訳『エリオット全集 1』(中央公論社 1960年、改訂版1971年)
- 『荒地 文化の定義のための覚書』(中公文庫 2018年)
- 岩崎宗治訳 (岩波文庫 2010年)
- 滝沢博訳『荒地』(春風社 2019年)
上演作品
- パウル=ハインツ・ディートリヒ Das Öde Land (2017年[2])
脚注
- ^ 斎藤勇編『英米文学辞典』研究社
- ^ “Paul-Heinz Dittrich”. www.sadk.de. ザクセン芸術アカデミー. 2020年6月30日閲覧。
外部リンク
「荒地 (詩)」の例文・使い方・用例・文例
- 探検隊用の車両は頑丈で荒地での酷使に耐えるものでなければならなかった.
- 荒地を起こす
- 荒地を開墾する
- 北海道の大部分はまだ荒地である
- 荒地を開く(開拓する、開墾する)
- 荒地を開く
- 荒地を切り開く
- 荒地を、居住や農業に適した土地に転換すること
- 荒地野菊という植物
- 大荒地野菊という植物
- 荒地を開墾して耕作地とするまでの期間
- 土地がまだ荒地のままで,開拓されていないこと
- (荒地を)開墾し始める
- 荒地を耕して開いた土地
- ある日,彼女は荒地の魔女に出会う。
- 倍(ばい)賞(しょう)千(ち)恵(え)子(こ)さんがソフィー役,木村拓(たく)哉(や)さんがハウル役,美(み)輪(わ)明(あき)宏(ひろ)さんが荒地の魔女役だ。
- 懸命な努力の末,荒地は立派な農場に変わる。
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