苦い旋律とは? わかりやすく解説

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苦い旋律

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/24 02:38 UTC 版)

苦い旋律
The Melody in Bitter[1]
著者 梶山季之
発行日 1968年
発行元 集英社
ジャンル 風俗小説
日本
言語 日本語
形態 上製本
前作 女の踏絵
次作 青い旋律
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苦い旋律』(にがいせんりつ)は、梶山季之長編小説。風俗小説としては珍しく、女性週刊誌に連載され、読者からの投稿も掲載された[2]

内容

女子大を卒業後、有閑娘でぶらぶらしていた邦子は、叔父の紹介で登志子の茶の湯教室に通う。そこで女性秘書募集の新聞広告を見て、東銀座の「メルヘン産業」に女性秘書に応募する。だが、社長の曄道には秘密の趣味があった。

登場人物

  • 一貫寺邦子(いっかんじ くにこ) - 津田塾大学卒業後、高等遊民。茶の湯教室で姉として慕いたいような、妖しい魅力の年上女性に出会う。
  • 一貫寺毅彦(いっかんじ たけひこ) - 邦子の父。官僚
  • 一貫寺保彦(いっかんじ やすひこ) - 邦子の叔父。西銀座広告代理店の専務。
  • 藤野登志子(ふじの としこ) - 茶道家の三十代女性。茶寮「無迷庵」邦子の庵主。広告代理店の女性社員に華道も教えている。
  • 曄道征四郎(てるみち せいしろう) - 青年実業家。東銀座に自社ビルを持つ社長。

メディアミックス

上村一夫により劇画化。『苦い旋律』少年画報社 1973年6月1日初版(月二回刊[3][4]ヤングコミック』掲載、1973年)

書誌情報

  • 『苦い旋律』(『女性セブン』小学館、1967-68年連載)
  • 『苦い旋律(前篇・後編)』集英社、1968年
  • 『苦い旋律』集英社文庫、1982年8月25日初版 ISBN4-08-750541-3

脚注

  1. ^ bitterは「苦味ビール色」「灰茶色(grayish brown)」の意味もあり。
  2. ^ 女性週刊誌『女性セブン』(小学館、1967-68年)
  3. ^ 講談社の『イブニング』は基本、毎月第2第4火曜日発売(火曜日が5回ある月でも2回に限定している)など。
  4. ^ 「隔週刊」は月に3回発売されることもあるので別分類。

関連項目




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