芳澤あやめ (2代目)とは? わかりやすく解説

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芳澤あやめ (2代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/17 00:05 UTC 版)

二代目 芳澤あやめ(にだいめ よしざわ あやめ、元禄15年〈1702年〉 - 宝暦4年7月18日1754年9月8日〉)とは、江戸時代歌舞伎役者。俳名春水、屋号橘屋は丸に稲の字。雅号四沢堂。

来歴

初代芳澤あやめの長男。はじめ芳澤咲之助と名乗って父につき修業し、享保元年(1716年)11月、京都の早雲座で芳澤崎之助と名乗り若衆形として初舞台を踏む。翌年からは若女形となり、以後京や大坂の舞台に出る。享保14年(1729年)、父あやめの死をうけ同年9月、大坂嵐三十郎座の『けいせい沖の石』で二代目芳澤あやめ襲名。寛保元年(1741年)11月、大坂姉川座の『源氏六十帖』に出て大当たりをとる。 延享2年(1745年)江戸に下り、同年11月市村座に出演するが、評判はいまひとつだったという。以後江戸三座の舞台に立つ。宝暦2年(1752年)上方に戻り、京大阪の舞台に出た。宝暦4年4月、大坂の市村佐野八座での出演が最後の舞台となる。享年53。父譲りの容姿口跡を持ち、時代物世話物を得意とした。弟に三代目芳澤あやめ初代中村富十郎初代山下又太郎、養子に山下市五郎(四代目芳澤あやめ)がいる。

参考文献

  • 野島寿三郎編 『歌舞伎人名事典』(新訂増補) 日外アソシエーツ、2002年 ※681頁



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