芳澤あやめ (4代目)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 芳澤あやめ (4代目)の意味・解説 

芳澤あやめ (4代目)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/15 00:00 UTC 版)

四代目 芳澤あやめ(よだいめ よしざわ あやめ、元文2年〈1737年〉 - 寛文4年9月28日1792年11月12日〉)とは、江戸時代中期の歌舞伎役者。俳名は湖海・春水、屋号橘屋。紋は桐。

来歴

はじめ初代山下又太郎の門人で山下小式部、山下市五郎と名乗り上方で活躍する。のちに二代目芳澤あやめの門人となり芳澤五郎市と改名、若女形として江戸の舞台にも出た。宝暦3年(1735年)には二代目芳澤万代を襲名するが、翌年再び五郎市の名に戻った。明和元年(1764年)11月、江戸市村座の『若花木須磨初雪』で三代目芳澤崎之助を襲名し人気を集める。以降東西の舞台に出演。安永7年(1778年)11月、江戸中村座『贍雪栄鉢木』で四代目芳澤あやめを襲名した。その後上方に戻って天明7年(1787年)正月、大坂の中村粂太郎座に出たのを最後として舞台から名は見えなくなる。享年56。

時代物より世話物を、その中でも女房役を得意とした。子に初代松本米三郎、二代目芳澤吉十郎がいる。吉十郎はのちに初代中村仲蔵の養子となり、七代目中山小十郎と九代目志賀山万作を名乗った。

参考文献

  • 野島寿三郎編 『歌舞伎人名事典』(新訂増補) 日外アソシエーツ、2002年 ※680頁



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「芳澤あやめ (4代目)」の関連用語

芳澤あやめ (4代目)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



芳澤あやめ (4代目)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの芳澤あやめ (4代目) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS