舌癒着症とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 舌癒着症の意味・解説 

舌小帯短縮症

(舌癒着症 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/02 03:06 UTC 版)

舌小帯短縮症
舌小帯短縮症の一例
分類および外部参照情報
診療科・
学術分野
遺伝医学
ICD-10 Q38.1
ICD-9-CM 750.0
DiseasesDB 33478

舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう、tongue-tied、 ankyloglossia)は、舌小帯が付着異常を起こしている状態で、「舌強直症」、「舌癒着症」、「舌小帯癒着症」、「短舌症」とも呼ばれる。運動の制限の程度によるが、乳児期には授乳障害、成長とともに器質的構音障害が生じる。形態不全、奇形、変形症の疾患群に分類される疾患である[1]。舌小帯が短いため、舌を歯列より前に突き出そうとするとハート型になる。

原因

胎生期における舌原基と下顎歯槽粘膜の分離不全に、生後における舌障害の退縮障害が加わって成立するとされる[1]

治療法

程度に応じて、口腔外科小児科耳鼻科などで小帯切除術を行う。内容にもよるが、基本的に保険適用の対象となる。

頻度

有病率は、深田らの1960年の調査では15~19歳女性で0.56%、西が行った1969年の調査では全年齢で2.55%、東北大学が1989年に行った調査では2.3%であった[1]

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ a b c 高橋紀子・島田義弘「定期歯科検診で検出された某高専校学生における舌疾患の有病状況」、『東北大学歯学雑誌』第8巻第1号、東北大学歯学会宮城県仙台市、1989年6月、 19-27頁、 ISSN 0287-39152009年2月15日閲覧。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「舌癒着症」の関連用語

舌癒着症のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



舌癒着症のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの舌小帯短縮症 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS