自己言及文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 01:35 UTC 版)
メタ言語における文の内容と対象言語における文の内容が同一であるようなメタな文の特殊例がある。そのような文は自己言及文になっている。しかしそのようなメタな文はパラドックスを引き起こすこともある。「これは文である」は自己言及的なメタな文で、明らかに真である。しかし、「この文は偽である」というメタな文は自己言及のパラドックスを引き起こす。 「『は、自身の引用を前置されると偽になる』は、自身の引用を前置されると偽になる」(クワインのパラドックス)は、クワインによる間接的自己言及文であり、嘘つきのパラドックスの一種である。 ラッセルのパラドックス: 「自身を元として含まないあらゆる集合の集合」は矛盾する。
※この「自己言及文」の解説は、「自己言及」の解説の一部です。
「自己言及文」を含む「自己言及」の記事については、「自己言及」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から自己言及文を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 自己言及文のページへのリンク