自動プロトン分解とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 自動プロトン分解の意味・解説 

自動プロトン分解

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/23 15:44 UTC 版)

自動プロトン分解(autoprotolysis)とは、同一の2分子の一方がブレンステッド酸として働いてプロトンを放出し、もう一方がブレンステッド塩基として働いてプロトンを受け入れることによって、その間をプロトンが移動する反応である[1]。例えば、自己解離の過程で自動プロトン分解する。

2H2O OH + H3O+

酸性水素とプロトンを受け取る孤立電子対を持つ溶媒は、自動プロトン分解が可能である。

例えば、純粋なアンモニアは、以下のように自動プロトン分解する。

2NH3 NH
2
+ NH+
4

他の例としては、以下がある。

2CH3COOH CH3COO + CH3COOH+
2

出典

  1. ^ IUPAC, Compendium of Chemical Terminology, 2nd ed. (the "Gold Book") (1997). オンライン版:  (2006-) "autoprotolysis".



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「自動プロトン分解」の関連用語

自動プロトン分解のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



自動プロトン分解のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの自動プロトン分解 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS