脛骨と関節する骨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 16:19 UTC 版)
ここでは人間の脛骨の特徴について述べる。近位端は、大腿骨、膝蓋骨とともに膝関節を形成する。近位端の内側には内側顆、外側には外側顆が大きく張り出しており、その上面に2つの上関節面がある。上関節面は大腿骨の内側上顆と外側上顆に対応する。上関節面と大腿骨端の間には半月があり、クッションの役割を果たす。前面の脛骨粗面には膝蓋靱帯が付く。 脛骨の骨体の断面は三角形となっており、前縁、骨間縁、内側縁の3つの稜線に区切られている。前縁は鋭く、皮膚の上から触れる(弁慶の泣き所)。後面の上部にはヒラメ筋線があり、ヒラメ筋が付く。 遠位端は、腓骨、距骨とともに足首の関節を形成する。内側に内果が張り出しており、皮膚の上から触れる(うちくるぶし)。下関節面が上から、内果関節面が側面から距骨に向かっている。
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