胡空
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/14 04:36 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動胡 空(こ くう、生没年不詳)は、五胡十六国時代の前秦の人物。末期の前秦に忠誠を尽くした。
生涯
前秦に仕え、屯騎校尉に任じられていた。
385年、前秦の首都長安が陥落すると、胡空は5千の衆を集め、独自の堡を築いて自衛し、後秦から官爵を授かって安全を保っていた。
後秦の皇帝姚萇は、前秦の天王苻堅殺害後に胡空と徐嵩が築いた堡の間で、王の葬礼をもって苻堅を弔った。
386年12月、前秦の皇帝苻登に徐嵩と共に降伏した。苻登は胡空を輔国将軍・京兆尹に任じた。苻登は改めて苻堅を天子の葬礼で弔った。
これ以降、胡空の事跡は史書に記されていない。
その他
胡空が築いた胡空堡(陝西省彬州市)は、苻登在世時の前秦の首都として重要な役割を果たした。
参考文献
関連事項
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