胃底とは? わかりやすく解説

い‐てい〔ヰ‐〕【胃底】

読み方:いてい

胃の上端部にある、行き詰まりの袋状の部分噴門左上方(向かって右)に突出した丸くふくらんだ部分で、横隔膜直下位置する

[補説] 仰向(あおむ)けになったとき最も低い部位になる、あるいは、手術時に胃の下部から開腹すると一番奥に位置することから、上部にあっても胃底と呼ばれる。→子宮底[補説]


胃底

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/30 21:35 UTC 版)

胃の解剖
1:食道 2:ヒス角 3:噴門 4:胃角 5:幽門 6:十二指腸 A:胃底部 B:胃体部 C:前庭部 X:小彎 Y:大彎
表記・識別
MeSH D005748
ドーランド
/エルゼビア
f_17/12380862
TA A05.5.01.009
FMA 14559
解剖学用語

胃底(Fundus (stomach))とは、の左側に位置し、噴門から水平に線を引いた上方に位置する部分をいう。 上方に向けて丸みを帯びているので、胃の中でガスが発生するとこの部分にたまる。 胃の中での未消化物は1時間を上限としてここにたまる。

なお、胃底(または胃底部)と呼ばれるのは、胃の上部で噴門に近い部分のことで、この名は、胃の外科手術を行うとき、胃よりも下の部位から開腹するため、そこから見ると胃の中では一番奥に位置することから付けられた。胃底部は横隔膜に接する。中身がない状態では、内側の壁はひだを作り縮んでいる(容積は約50ミリリットル)が、食後に食べ物でふくらんだ状態のときは、腹部前面に張り出したのが感じられるぐらいに膨らむ(いわゆる「満腹」の状態では、容積は1.5から1.8リットル)。幽門は第1腰椎右側に位置する[1]

脚注

  1. ^

関連項目

胃底腺


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