聖歌:「ラズボイニカ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 03:20 UTC 版)
「八端十字架」の記事における「聖歌:「ラズボイニカ」」の解説
この盗賊(日本正教会では「右盗(うとう)」、カトリック教会では「聖ディスマス」と呼ばれる)についての伝承に基く祈祷文「善智なる盗賊」(聖大金曜日の早課の差遣詞)が、聖大金曜日の早課で歌われる。 主よ、爾は善智なる盗賊を一時に樂園に入るに堪(た)ふる者と爲(な)せり、我をも十字架の木にて照して救ひ給へ。 — 三歌斎経、受難週聖大金曜日 教会スラヴ語ではこの聖歌は冒頭の語句をとって「Разбойника(ラズボイニカ・『盗賊』の意)」と呼ばれ、パヴェル・チェスノコフやアレクサンドル・グレチャニノフをはじめとした様々な作曲家がこの祈祷文に作曲した聖歌が、ロシアやブルガリアの正教会で愛唱されている。
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