群馬県道377号川原畑大戸線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/06 06:38 UTC 版)
一般県道 | |
---|---|
群馬県道377号川原畑大戸線 | |
開通年 | 2020年(全線開通) |
起点 | 長野原町大字川原畑【北緯36度33分24.5秒 東経138度42分08.5秒 / 北緯36.556806度 東経138.702361度】 |
終点 | 東吾妻町大字大戸【北緯36度30分47.8秒 東経138度45分53.1秒 / 北緯36.513278度 東経138.764750度】 |
接続する 主な道路 (記法) |
![]() 群馬県道375号林岩下線 ![]() |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
群馬県道377号川原畑大戸線(ぐんまけんどう377ごう かわらはたおおどせん)は、群馬県長野原町大字川原畑から東吾妻町大字大戸を結ぶ一般県道である。
概要
八ッ場ダム事業に伴い、代替地となった、国道145号が通る大字川原畑と八ッ場あがつま湖の対岸の大字川原湯を八ッ場大橋で結び、川原湯峠付近を大柏木川原湯トンネルで貫き南側の国道406号まで至る路線である。
大柏木川原湯トンネル(仮称:大柏木トンネル)や大柏木地区の道路は、八ッ場ダム建設のための骨材を運搬する工事用道路として先行建設されており、トンネル内は運搬用のベルトコンベアが設置されていた[1]。ダム工事終了後にトンネルの一般供用のための整備が実施され、この完成により、群馬県が八ッ場ダム事業で進めてきた道路建設や砂防施設整備などが全て完了した[2]。
起点の川原畑から川原湯までの1.1 km区間を群馬県が、トンネル区間の3.25 kmは国土交通省、などと通常の県単独事業と比べ多額な予算を要するため、4工区に分割して工事が行われた[3]。
国道406号のバイパス機能を持つとともに、草津温泉を含む吾妻地域方面と高崎都市圏・南関東方面を短絡する幹線道路となっている。
路線データ
歴史
- 2005年(平成17年)6月29日 - 大柏木トンネル着工[5]。
- 2007年(平成19年)3月30日 - 吾妻郡東吾妻町大字大柏木字宮谷戸3902番地先から同郡同町大字同字岩鼻3709番の1地先までの供用開始[6]。
- 2008年(平成20年) - 八ッ場大橋着工。
- 2014年(平成26年)10月1日 - 八ッ場大橋が開通し、吾妻郡長野原町大字川原畑字三平579番の2地先から同郡同町大字川原湯字金花山454番の4地先までの供用を開始[7]。
- 2020年(令和2年)
- 2021年(令和3年)
路線状況

主要構造物
地理
通過する自治体
交差する道路
- 国道145号(起点)
- 群馬県道375号林岩下線(長野原町川原湯)
- 国道406号(終点)
脚注
- ^ “八ツ場ダム完成目前でも地域再生は”. 朝日新聞デジタル. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “大柏木川原湯トンネル 18日開通 八ツ場生活再建事業 道路が完了”. 上毛新聞. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “松谷第2トンネル着工へ/全体で45億円投入/17年度事業概要”. 日本工業経済新聞社. 2020年8月8日閲覧。
- ^ “道路事業”. 群馬県. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “大柏木トンネルが着工”. 日本工業経済新聞社. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “群馬県報 第8465号”. 群馬県. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “群馬県報 第9235号”. 群馬県. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “吾妻の大柏木川原湯トンネル 銘板揮毫の児童生徒が除幕”. 上毛新聞. 2020年12月19日閲覧。
- ^ “【12月11日】一般県道 川原畑大戸線 大柏木川原湯トンネルが開通(特定ダム対策課)”. 群馬県 (2020年12月11日). 2020年12月19日閲覧。
- ^ “八ツ場ダム近くのトンネル開通”. 上毛新聞. 2020年12月19日閲覧。
- ^ a b “八ッ場ダム関連付替国道県道及び町道の状況 (令和3年11月末現在) (PDF)”. 群馬県. 2022年1月26日閲覧。
- ^ 「群馬県告示第239号 (PDF) 」 『群馬県報』第9932号、群馬県、2021年9月3日、2022年1月26日閲覧。
- ^ 「群馬県告示第305号 (PDF) 」 『群馬県報』第9955号、群馬県、2021年11月26日、2022年1月26日閲覧。
- ^ “PC設計NEWS NO.183”. 三井住友建設. 2020年12月19日閲覧。
関連項目
- 群馬県道377号川原畑大戸線のページへのリンク