縞枯れが上昇する理由
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/24 05:28 UTC 版)
(1)強風等の何らかの理由により、斜面の下方にある樹木が枯れると、その上方にある樹木には日光が多く当たるようになる。さらに風が吹き込むため、土壌が乾燥し、樹木の生育環境を悪化させる。そして、その上方の樹林帯が枯れ始める。 (2)枯れた樹木の下では、すでに幼樹が多数育っており、成木へと成長するために十分な太陽光が当たる。時間の経過とともに、枯れた部分に成木が育ち、緑の景観が戻る。 (1)と(2)が繰り返されるため、枯れた部分が拡大するのでなく、山頂部へと上昇していくのである。よって、枯れた部分が、一定の幅を持った縞のように見えるのである。 枯れて白くなった部分には、立ったまま枯れる樹木も、倒れた樹木もある。
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